両親からのプレッシャーがしんどい…婚活中の“家族ストレス”との付き合い方

「そろそろ結婚しないの？」
「いい人いないの？」
「お見合いでもしてみたら？」

両親からのこうした言葉に、胸がザワついた経験はありませんか？

婚活中、多く寄せられるご相談のひとつが「親からのプレッシャーがつらい」というもの。本人は真剣に向き合っていても、周囲の無神経な一言や期待の押し付けによって、気持ちが追い詰められてしまうことがあります。

特に30代後半以降になってくると、家族の「そろそろ…」の圧力はますます強まり、「誰のための結婚なの？」「私は“親を安心させる”ために婚活してるの？」と、自分の気持ちすら見えなくなることも。

この記事では、婚活中に感じやすい“家族ストレス”と、どう向き合い・乗り越えていけばいいのかについて、心理面・実践面の両方からお伝えします。

両親のプレッシャーがつらい理由

婚活中における親からのプレッシャーがしんどいのは、以下のような理由が考えられます。

「親の期待に応えなければ」と思ってしまう

親のために生きてきた、期待に応えようとしてきた…そんな真面目な人ほど「親をがっかりさせたくない」という気持ちが強く、婚活も“自分のため”というより“親のため”になってしまいがちです。

しかし、本来は「自分の幸せのため」にするのが婚活。誰かの期待を叶えることが目的になると、婚活そのものが苦痛になってしまいます。

自分を否定されているように感じる

「まだ結婚しないの？」という言葉は、「あなたには価値がない」と言われているように受け取ってしまうことがあります。

特に繊細な人やHSP傾向のある人は、親の一言を深く受け止めすぎて、「私ってダメなのかな」と自己否定にまでつながるケースもあります。

「比べられる」ストレス

親戚や兄弟姉妹、友人の結婚話などと比べられ、「〇〇ちゃんはもう結婚してるのに…」と引き合いに出されると、焦りや劣等感を刺激されることがあります。

結婚は人と競うものではないと頭ではわかっていても、心はダメージを受けやすいものです。

両親からのプレッシャーとうまく付き合う方法

では、こうしたプレッシャーとどう付き合っていけばよいのでしょうか？無理に親と対立したり、逆に自分を抑え込んだりする必要はありません。ここでは実践的な対処法をご紹介します。

両親の「不安」や「想い」を言葉の裏側から理解する

両親の発言の背景には、心配・愛情・将来への不安など、いろんな気持ちが隠れています。

• 「早く結婚してほしい」＝「老後に安心して死にたい」
• 「いい人いないの？」＝「あなたが幸せでいてほしい」

このように、ストレートな言葉の裏側には“愛”がある場合が多いのです。もちろんその伝え方が正しいとは限りませんが、「この人なりの愛情表現なのかもしれない」と視点を変えるだけで、少しだけ気持ちが軽くなることがあります。

無理に理解されようとしない

親世代と自分の価値観は異なることがあります。「結婚は早くするもの」「家族を持って一人前」など、自分と違う考え方がベースになっていることも多いでしょう。

その価値観をすべて変えてもらおうとするのは難しいもの。「わかってもらえない」ことを前提にすると、必要以上に疲れることが少なくなります。

伝えるべきことはきちんと伝え、でも“共感”や“納得”を求めすぎない。これも一つの距離の取り方です。

「婚活している」事実だけを淡々と伝える

両親に安心してもらうには、「自分なりに頑張っている」という事実だけを伝えるのが効果的です。

たとえば…

• 「今、相談所に登録して動いているよ」
• 「今月、〇人とお見合いしてるよ」
• 「焦らず、自分に合う人を探しているところだよ」

など、報告ベースで伝えれば、それ以上の口出しを避けられるケースもあります。進捗を定期的に伝えることで、親の不安も和らぎます。

境界線を引く

両親との関係においては、“どこまで踏み込ませるか”の線引きも大切です。

「紹介された人とは必ず会わなきゃいけないの？」
「交際の段階を報告しないといけないの？」

そう思ってしまう方も多いですが、あなたの人生はあなたのもの。嫌なことは「NO」と伝えていいし、自分のペースを優先して大丈夫です。

物理的にも心理的にも、少し距離を置くことで冷静さを保てることもあります。

自分の感情を書き出してみる

親とのやり取りでモヤモヤした時は、ノートにその気持ちを書き出してみてください。

• なぜ腹が立ったのか
• どんな言葉が嫌だったのか
• 本当はどうしてほしかったのか

書くことで、自分の気持ちが整理され、「ああ、私は〇〇と思っていたからつらかったんだ」と気づけることがあります。感情を客観視することで、ストレスを内側にため込まずに済みます。

仲人に気持ちを打ち明ける

婚活中のストレスや不安を一人で抱える必要はありません。大宮結婚相談所イケダマリープレイスでは、親御さんとの関係に悩む方からのご相談も日常的にあります。

話すことで楽になったり、整理ができたり、具体的なアドバイスが得られることも多いもの。信頼できる第三者の存在は、婚活を続けるうえで大きな支えになります。

家族と“ほどよい距離感”を見つけることが大切

婚活と家族との関係は、切っても切れないテーマ。でも、ご両親の思いに振り回されすぎると、自分の気持ちがわからなくなってしまいます。

大切なのは、「親を喜ばせるための結婚」ではなく、「自分が幸せになれる結婚」を軸にした結果「ご両親にも喜ばれる結婚」になること。

そのために、時には両親の言葉を聞き流したり、やんわり線を引いたりすることも必要です。

婚活中の家族ストレス、特に両親からのプレッシャーは想像以上に心に負担をかけるものです。

けれど、それに飲み込まれる必要はありません。親の気持ちを理解しつつも、自分の感情や人生を守ることは、何よりも大切なこと。

• 「両親の言葉の裏側には愛がある」と捉えてみる
• 「婚活している」という事実だけを伝える
• 自分の気持ちを客観的に見つめる
• 必要に応じて仲人や第三者に相談する

こうした小さな工夫で、婚活のストレスはぐっと軽減されていきます。

大宮結婚相談所イケダマリープレイスでは、婚活だけでなく、ご家族との関係に関するサポートも含めた“心の伴走”を大切にしています。しんどい気持ちを、一人で抱え込まないでくださいね。

あなたらしいペースで、あなたらしい幸せを育んでいきましょう。