結婚相手に求める“条件”を家族にどう伝える？親との向き合い方

婚活を進めていくと、必ずと言っていいほど直面するのが「家族の意見」との向き合い方です。
特に親との会話では、「あなたにはこういう人が合うと思う」「結婚相手は安定した職業の人がいい」など、期待や条件が語られることが多いでしょう。

親の意見は大切にしたいけれど、必ずしも自分の考えと一致するとは限りません。
「自分の希望を伝えると反対されるかも」「親を傷つけたくない」──そんな思いから、つい本音を隠してしまう方も少なくありません。

しかし、結婚生活を送るのは自分自身。親の価値観を尊重しながらも、自分の意思を大切にすることが、幸せな結婚への第一歩です。

今回は、結婚相手に求める条件をどう家族に伝え、どのように向き合っていけばよいのかを具体的にお話しします。

なぜ両親は結婚相手に条件を出すのか？

親が子どもの結婚に対して条件を口にする背景には、大きく分けて3つの理由があります。

子どもの将来への心配

経済的に安定しているか、性格的に合うか、幸せになれるか。親として「子どもを守りたい」気持ちが条件となって表れます。

自分の価値観や経験からの意見

例えば「公務員が安定している」という考え方や、「結婚相手は近くに住む人がいい」という意見は、親自身の人生経験に基づいたものです。

世間体や親戚への配慮

　「親戚に紹介して恥ずかしくない人がいい」といった外部への意識も無意識に影響しています。

このように、親の意見は「子どもへの愛情」や「世代的価値観」から来ることが多いのです。
そのため、頭ごなしに否定するのではなく、「親がなぜそう思うのか」を理解する姿勢が大切になります。

自分の希望を整理しておく

親と話す前に、まずは自分自身が「結婚相手に求める条件」を明確にしておく必要があります。

例えば：

• 絶対に譲れない条件（価値観・結婚観・生活スタイル）
• できれば望みたい条件（職業・収入・住む場所など）
• こだわらなくてもよい条件

このように「優先度」を整理しておくと、親と話すときにブレにくくなります。
繊細さんほど「全部を完璧にしなければ」と思ってしまいがちですが、現実的には「譲れない軸を3つほど」に絞るのがおすすめです。

両親に伝えるときのポイント

① 感謝を伝える

「心配してくれてありがとう」「私の幸せを考えてくれているのは分かっているよ」と、まずは親の思いを受け止める一言を添えましょう。
これだけで会話の雰囲気が柔らかくなります。

② 「自分の気持ち」として話す

「あなたの意見は間違っている」ではなく、「私はこう考えている」と伝えることが大切です。
主語を“私”にするだけで、対立ではなく共有の会話になります。

③ 理由を添える

「なぜその条件を大切にしているのか」を具体的に話すと、理解を得やすくなります。
例えば「収入よりも性格の相性を重視したい。毎日の生活を安心して過ごすことが、私にとって一番の幸せだから」と伝えれば、親も納得しやすくなります。

④ 完璧に理解してもらおうとしない

親と自分の価値観が完全に一致することはほとんどありません。
大切なのは「お互いの考えを尊重し合える」関係です。全部わかってもらえなくても、受け止めてもらえれば十分です。

両親との意見が合わないときの対応

どうしても親の意見と合わない場合は、冷静な距離感を保つことが大切です。

• 「私の人生だからこそ、自分で責任を持って選びたい」と伝える
• 「意見は違っても、応援してもらえると嬉しい」とお願いする
• 「相談所の仲人さんと一緒に考えているから安心してね」と第三者の存在を伝える

こうした言葉を使うと、親も「一人で突っ走っているわけではない」と安心しやすくなります。

仲人を間に立てるメリット

親との価値観の違いで悩んだとき、結婚相談所の仲人を頼るのも有効です。

• 客観的に条件を整理してくれる
• 親世代の価値観も理解しつつ、本人の希望を尊重する視点を持っている

仲人は婚活のサポーターであると同時に、親との橋渡し役としても頼りになる存在です。
「親にどう伝えたらいいかわからない」と悩む方は、遠慮なく相談してみましょう。

両親の意見も“ヒント”になる

たとえ親の意見が自分の理想と合わなくても、そこにはヒントが隠れている場合があります。
例えば「安定した職業の人がいい」という言葉の裏には、「あなたに安心して生活してほしい」という願いが込められています。

意見そのものではなく、「なぜその言葉を選んだのか」という親の気持ちに目を向けると、自分の婚活にも役立つ気づきが得られることがあります。

両親への伝え方は距離が近いからこそ配慮を持って伝えることがおすすめじゃ。
ご両親も自分の息子や娘のことを想って行動していることがほとんどじゃ。
だからこそその気持ちも理解しながら、自分の想いを伝えることがポイント。
これは婚活をする上でもお相手のことを考えながら
コミュニケーションをとることと似ているぞ。

結婚相手に求める条件を家族にどう伝えるかは、婚活中の大きな課題のひとつです。
親は愛情から意見を言っていることが多いですが、自分の幸せを決めるのは自分自身。

• 親の思いを理解しつつ、感謝を伝える
• 自分の条件を整理して、理由とともに話す
• 価値観の違いはあって当然と受け止める
• 仲人など第三者を頼ることで安心感を共有する

これらを意識することで、親との会話は対立ではなく「支え合う関係」に変わっていきます。

大宮結婚相談所イケダマリープレイスでは、会員様一人ひとりの気持ちを大切にしながら、ご家族との関係についても寄り添ったサポートを行っています。
「親との意見の違いに悩んでいる」「どう伝えればいいかわからない」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。